株式投資における“PBR”とは?
前回はPERについてかいつまんで解説しましたが、今回はもうひとつの指標の“PBR”についてみていきましょう。
PBRとはつまり、資産がどれぐらいあるか?をみる指標となります。
会社の時価総額に対して、資産がどれだけあるのか。。
時価総額は、市場が決めた価値。
ただ資産となれば周りがなんと言おうと、その価値を変動させることができません。
以下の例でみてみましょう。
A社は時価総額100,000,000円。純資産100,000,000円持っていたとしましょう。
そしてB社は時価総額100,000,000円で純資産1,000,000,000円。
※純資産とは総資産−負債で求めることができます。
総資産=お金・不動産・株・債券など
負債=銀行からの借入。借金。
PBR=時価総額÷純資産で求めることができますので
A社)100,000,000円÷100,000,000円=1
B社)100,000,000円÷1,000,000,000円=0.1
A社の1に対し、B社は0.1とA社を下回ることになりました。
仮にロバートがB社の株を全て買い取って、会社を解体し全て売ってしまいました。
そうするとロバートは買った金額の10倍利益を得ることになるので、B社は割安だったということになります。
A社は時価総額に対し純資産がそれ相応の価値になっているということがわかります。
では、今回も私の大好きなケンタッキーさんでみてみましょう。
PBR=時価総額÷純資産で求めることができますが
もっとシンプルにすると株価÷1株あたりの純利益で求めることができます。
この場合2,874円÷1株あたりの純利益(この時は975円)=2.9倍となります。
ここからわかるのはケンタッキーは純資産以上に価値があると市場でみられているということがわかります。
では、またまた!